ほぐしの森では随時セラピストを募集しており、数多くの応募を頂いております。
オーディションに合格し、セラピストとしての基礎的なスキルや知識を研修で身に付け華々しく店舗デビューしたのも束の間、想像していたよりも指名が取れず落ち込む方が大勢いらっしゃいます。

そもそも指名が取れないセラピストが今すぐにでも確実に指名を取りに行く事が可能なのでしょうか。
指名が取れない要因は「技術」「ルックス」「「会話力」だとされています。この３つの要因から分かる事は指名は才能ではなくコツと努力次第で取る事が出来るということです。

まず、指名が取れるセラピストは接客に特化しています。常に「笑顔で聴き上手・話し上手」です。
聞き上手＝質問上手でもあります。
リラクゼーションには身体をほぐしてもらいたいだけではなく、心も癒してもらいたく通っているお客様も多く、話し好きのお客様に対してきちんと相槌を打ち、時には質問をし話を広げていく事でお客様の話しやすい雰囲気を作り上げ、またこのセラピストに話したい、聞いて貰いたいと思わせる事で指名が集まるようになります。
また話し上手というのはベラベラとお喋りをする人の事ではなく、話が上手い人の事をいいます。
話が長すぎたり細かすぎたりすると何を言っているのかわからず逆にお客様にストレスを与えるかもしれません。
特に質問をされた時などに的確に要点をまとめて話す事でお客様にとって信頼のできるセラピストとして認識されます。

このように会話を通してお客様が素直な気持ちを表現できる雰囲気作りが大切になってきますが、お客様によっては静かに施術をうけたい方もおられます。
そういった方には必要以上に質問はせず、静かに癒される雰囲気づくりを心がけるのも大切です。

次に重要になってくるのが「技術」です。
セラピストデビューしているので、ある程度の技術は備わっていると思いますが、自分の施術を相手に押しつけてはいないでしょうか。

人それぞれ学び実践するうちに独自の施術スタイルが出来上がってきます。お客様が求めているものと同じ場合は良いのですが、ミスマッチだった時にお客様に合わすことが出来ずにいると身勝手な施術になりお客様は離れて行きます。
独自のスタイルがお客様に合っているのか確かめる為にも、「力加減」を尋ねるようにしましょう。
力加減を聞くだけでお客様の求めている押しの強さが分かるので力加減を部位によって聞く事をオススメします。
あまりにも聞きすぎるのは良くないですが、聞きすぎて不満に思うお客様より聞かずに独自の力で押し続けられた事によって不満に思う方の方が非常に多いので注意して聞くように心がけましょう。

また、どこら辺が一番もみほぐしてほしいポイントなのか最初に聞いておく事もオススメします。
力加減・ポイントを聞くだけでお客様の求めている施術ができ、指名を取る事が可能になるのです。

次に重要となってくるのが「ルックス」です。ルックスといっても顔の事ではなく、清潔感や匂い、そして話し方です。
人は初対面の相手には見た目と話し方でどのような人なのか想像します。
身だしなみが整っていなかったり、服装が汚かったり、表情が暗かったりするといくら明るくて施術が上手な方でも距離を置かれてしまいます。

また、匂いも重要です。良い香り＝清潔というイメージがつきます。香水に関してはあまりオススメしませんが、場合によっては極少量の香水は効果的だと思います。

ただ、つけすぎてしまうと逆効果ですし、お客様にもお店にも迷惑をかけてしまう事があります。
つけるのなら本当に極少量か汗で流れる程度か付けない事をおすすめします。

指名は技術では決まりません。
確かに技術力が高い方の方が指名を取りやすく感じるでしょう。
しかしながら、そのようなセラピストは「自分に自信を持っている」「仕事熱心である」「開業を目指している」など向上心が高く、指名を取る為に技術以外の所にも磨きがかかっているのです。

指名が多いセラピストから盗むべきポイントは技術ではなく、接客や身なりの部分です。
指名の多いセラピストをよく見て、良い所は盗む事によって貴方も指名が多くなる可能性があります。
是非、心掛けてみて下さい。