マッサージほぐしの森 > 症状ごとの対処方法 > 「首の痛み」の対処方法
~首の痛みの原因って?
症状と対処法も解説!~
「首の痛み」の原因
首の痛みはさまざまな原因から引き起こされる可能性があります。まずは寝ているあいだに首を痛めてしまう「寝違い」です。寝具が身体に合っていなかったり、無理な体勢のまま夜を過ごしてしまったりすると、翌朝になって首が痛み、うまく回せないというようなことが起こります。これを一般的に「寝違い」と呼びます。「首を寝違えた」なんてセリフ、よく聞きますよね。次に、デスクワークなどで同じ姿勢を長時間保ち続けることで首や肩周辺の筋肉がこってしまうことも首の痛みの原因の1つです。そのまま放置しておくと首が回らなくなってしまうこともあるので気を付けましょう。
首の痛みを伴う現代病の1つとして、本来はゆるやかに曲がっているはずの頸椎(けいつい)がまっすぐに伸びてしまうことによって起こる「ストレートネック」という症状があります。これは、パソコンやスマートフォンなどを利用するときの前傾姿勢が長時間続くことで引き起こされる症状だと考えられています。その他にも「変形性頸椎症」や「頸椎椎間板ヘルニア」などの病気が首の痛みを引き起こすことがあります。鎖骨周辺の神経や血管が圧迫されることでうずくような痛みが起こる「胸郭出口症候群」という病気も存在します。
交通事故などで首に衝撃が与えられ、首が捻挫を起こしているような状態のことを「むち打ち」といいます。むち打ちの症状は交通事故にあってすぐ発症するとは限らず、数日後に痛みが出てくるというケースもよくあります。症状がひどいときは吐き気や手足のしびれを伴うこともあるので、交通事故にあったらまずは病院で診察を受けましょう。
「首の痛み」の症状
首の痛みを引き起こす代表的な症例として「ストレートネック」の症状をみてみましょう。まず、ストレートネックになると身体の重量のおよそ10%を占める頭の重みを頸椎がすべて支える形となり、その負担は痛みや別の症状を引き起こす原因となります。また、首周辺の神経や筋肉にも大きな負担をかけることになります。この負担は肩こりなどの形で表れますが、放っておくと咳やくしゃみをするだけでも痛みを感じるような状態になる恐れがあるので気を付けましょう。
さらに、頭の重みがまともにかかることで頸椎同士の間隔が徐々に狭まってくることがあります。そうすると、頸椎のあいだにあった神経などが圧迫され、さまざまな症状が併発することになります。頸椎の上の方が圧迫されることで、耳鳴りや頭痛、自律神経失調症などが引き起こされる恐れがあります。また、下の方が圧迫されることで、肩こりや手足のしびれなどの症状が出てくることもあります。そして、頸椎のあいだにある椎間板が圧迫されて「頸椎椎間板ヘルニア」が引き起こされることもあるのです。
「寝違い」や「むち打ち」とよく似た症状で「ぎっくり首」と呼ばれるものがあります。首全体に疲労やストレスが蓄積されて引き起こされる症状で、発症すると突然首に激痛が走ります。そして、咳やくしゃみなどで首に衝撃を与えるたびに痛みは増していきます。「寝違い」も「ぎっくり首」も、頸椎の関節がずれてしまうことで首の動きに制限がかかる症状です。無理に動かすと症状は悪化していくので、安静第一で動かさないように心がけ、患部が熱を持っているようなら氷で冷やすなどの処置をしましょう。
「首が痛いとき」の対処法
それでは、首が痛い、回らないというときに効果的な対処法を紹介していきます。最初に気を付けなければならないのは、無理に動かさないということです。回らないのがストレスだからといって無理に動かそうとすると症状がさらに悪化してしまう恐れがあります。首が痛いときにはリラックスできる体勢で安静にしていることを心がけましょう。次に、温かいタオルなどで首を温めるのが首の痛みには効果的です。血行が悪くなると筋肉がこわばり、首のコリの原因となります。ですので、温かいタオルで温めたり、ゆっくりお風呂に浸かったりして首の血行を良くすることは首の痛みを改善することに繋がるのです。
寝違いなどが頻発するようなら、寝るときに使っている寝具を見直すこともまた重要です。枕やマットレスなどは自分の身体に見合ったものを選びましょう。一般的に、筋肉質、あるいは寝返りが多い人には高反発のマットレスが、あまり筋肉が多くない人や寝返りが少ない人には低反発のマットレスが向いているといわれています。また、仕事中もこまめにストレッチをする、症状がひどければ病院へ行くなどの対策も忘れないようにしましょう。
首を直接マッサージするというのも効果的な対処法です。横を向いたときに耳の下あたりから鎖骨にかけて首に浮かび上がる筋肉があり、これを胸鎖乳突筋といいます。この胸鎖乳突筋を軽くつまみながら上から下にかけてマッサージするとコリがほぐれ、首の負担を軽減できます。また、耳たぶをつまんで引っ張ったり回したりするマッサージを30秒以上じっくり行うと、首周りの血流がよくなるので試してみてください。
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